地方によって材料も調理法も異なり、重箱の詰め方も東と西で異なるおせち料理。
武士が文化を作り上げた東は、寸法をそろえ、きちっと並べぎっしり詰めるのが関東流。
宮廷文化が花開いた西は、料理を一つ一つ盛るようにこんもりと飾り、
華やかな印象があるのが関西流。
近年では重箱に、専用の仕切り容器に詰めるのが一般的となっていますが、
当館のおせちは仕切り容器を使用しない関西流。
伝統的な手法で丁寧に調理したおせちを、一品づつ丁寧にこんもりと飾り、
くずれないようしっかりお詰めしています。
また、異なる食材の間には、殺菌効果のある笹や葉蘭、南天の葉などを使います。
日本は古来より、陰陽五行の思想を受け奇数は縁起の良い「陽」と考えられ、
当館のおせちは、
お重や品数(13種類×3重)も奇数にこだわり、
更に重箱を重ねるのは「めでたさを重ねる」という
意味をこめてお詰めします。
ご宿泊のお客様にも評判のおせち料理を三段重にてご提供いたします。
ご家庭でもお楽しみください。